ルータ基本操作演習

ホスト名の名前解決の実行

ホスト名のマッピング

RouterAとRouterBの2つのルータで操作

まずRouterAに対して次のように設定します。

RouterA# config terminal
RouterA(config)# hostname RouterA
RouterA(config-if)# interface serial 0
RouterA(config-if)# ip address 192.168.2.1 255.255.255.0
RouterA(config-if)# no shutdown
RouterA(config-if)# end
RouterA#

RouterBにも次のように設定します。

 

RouterB# config terminal
RouterB(config)# hostname RouterB
RouterB(config-if)# interface serial 0
RouterB(config-if)# ip address 192.168.2.2 255.255.255.0
RouterB(config-if)# no shutdown
RouterB(config-if)# clock rate 64000
RouterB(config-if)# end
RouterB#

show runコマンドを行って設定を確認します。

RouterAへのネームマッピング

次にRouterAにおいて、ホスト名RouterBのIPアドレスが192.168.2.2であると登録します。

 

次のように入力します。

 

RouterA# config terminal
RouterA(config)# ip host RouterB 192.168.2.2
RouterA(config)# end
RouterA#

show runコマンドで正しく設定されているかを確認してみましょう。

RouterBへのネーム登録

今度はRouterBに対して、ホスト名RouterAのIPアドレスが192.168.2.1であること登録してみましょう。

 

RouterB# config terminal
RouterB(config)# ip host RouterA 192.168.2.1
RouterB(config)# end
RouterB#

最後にマッピングしたホスト名にそれぞれのルータからpingを飛ばしてみましょう。

RouterA# ping RouterB

 

RouterB# ping RouterA

今まではIPアドレスを入力してpingを飛ばしていましたが、このIPアドレスのマッピングによりホスト名を使用して相手を認識させることが可能になります。

nextupprevious


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