アクチュアリー

ある確率変数xに対して、線型代数,ベクトル解析,慣性モーメント,解析力学,微分方程式,フーリエ解析,物理学,数学の期待値をxのモーメント母関数、または積率母関数などといったりします。
ガウス関数のフーリエ変換のコンテンツでやったようにこのモーメント母関数というものも、ある現象では見通しが悪かったものがこのモーメント母関数というのを利用して別の角度からとらえてみると見通しが良くなったりすることがあります。フーリエ変換の確立関数版みたいな感じです。
続きを読む≫ 2017/03/18 06:44:18

複利計算による将来の価格(終価という考え)

一般的にただ漠然と利潤のみを狙って投資をしているなら別ですが将来いったいいつまでに、かつ毎月いくら積み立てていきたいと考えるような堅実な運用である場合、大体の期間を定めて年間何%の金利を設定すれば将来いったいいくらになるかという計算を行う場合がおおいかと思います。
例えば年利率3%で運用していった場合、一年後には元本(n)も含めた金額はn×1.03になるものだというものであって、例えば100万円を一年間運用すれば103万になります。
そしてその金利には単利と複利があります。
元金をP>、年利率i、終価などの数値をS、さらに利息をIとします。
期間をn年間とした場合、その期間内における単利による利息Iは、

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なので元利合計は次のようになります。

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この出てきたSを先ほども言った終価という呼び方をします。

複利計算

複利計算においては一年を経過した元利合計をさらに次の年度の投資元金に組み入れるというものなので、
1年後の元利合計

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2年後の元利合計

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結果的にこれの繰り返しになるのでn年後の複利計算における元利合計S(終価)は

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この上記式を変形させると次のような表現ができます。

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通常の場合だと最初に元本を確保して、それを運用して将来の価格(終価)を予想するものですが、この式を利用すると例えば十数年後に○○○○万円を目標に利殖していった場合、最初に用意する元本はいくら必要になるか?という計算が可能になることがわかるかと思います。
仮に年利3%、20年間運用できたとし、終価5000万円を得たいのであれば以下のような計算になります。

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続きを読む≫ 2013/08/09 22:13:09

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