VPSサーバ構築
さくらのVPSサーバ
基本的にさくらのVPS講座の内容のほぼ受け売りだがサイトの内容が古くなっているためか構築を進めていく中でサイトの説明とは違ったイレギュラーな場面が出たり、またはエラーが出るなどして先に進めない、さらにはサーバ構築完了後もWordpressにて記事投稿ができないなどの不具合があったので今後のことも踏まえてそれらの対処法を(あくまで自分用)ログっていく内容になっている。
クレジットカードだと2週間の無料期間があるのでまずはそれで申し込みをする。猫でもわかる〜などとしているがこの後に解説するトラブルシュートに関しては全くの初心者が自力で解決できるレベルではないし、かつその対処法に関しては一切記述がないのでまずは2週間無料のものから始めるほうがいいように思う。
なのでまず最初に上記リンクをクリックしていお試し期間で契約する。
サーバ設定の画面に行くのでOSとそのバージョンなどを選択。
自宅で使用しているデスクトップPCがCentOS7なので無難なCentOS7のx86_64を選択することに。
なおCentOSと言ってもコンソール上でのコマンドはLinuxと変わりない。
画面を下にスクロールしていくと管理者ユーザ名とパスワードの設定が出てくる。
この後のPuTTYの設定において必ず必要になるので管理者名とパスワードを控えておく。
上記決定したら一番下右側にある「お支払方法選択へ」をクリックして先へ進む。
同意にチェックを付けて次へ。
申し込みが完了すると以下の画面になりそのあと2つのメールが届く。
上記の仮登録完了のお知らせのメールを確認する。
本編(猫でもわかる)では初期パスワードが表示〜〜とあるが*マークになっている。またさらに赤棒線にあるように管理者ユーザ名はOSの種類バージョンによって異なるのでリンク先をクリックして一応管理者名を確認する。
なおパスワードを仮に失念したとしてもOSの再インストールをすれば再設定はできる。
画面を戻り一番下の「サーバ一覧へ進む」をクリック。
サーバの概要が表示されるので左のチェックボタンにチェックを入れそうすると起動ボタンが押せるようになるので起動ボタンを押下する。またIPアドレスも控えておくようにする。
起動ボタンをクリック。
起動状態へ移る。
VPSサーバログイン
パソコンからVPSにログインするために専用のソフトをインストールする。SSHというプロトコルを使用するために次のリンク先からダウンロードする。
2023年5月現在の最新のバージョンはputty-gdi-20221104.zipとなっている。それをダウンロードして適当なところに解凍する。
解凍すると解凍先のフォルダにexeファイルがあるのでこれをダブルクリックして立ち上げる。
指定されたIPアドレスを入力してOPENをクリック。
以下のような警告が出る場合はAcceptをクリックしてそのまま進める。
acceptをクリックすると次のような画面が出てくるのでここでlogin asのあとにrootと入力してEnterを押下する。
rootを入力してEnterを押下すると次にパスワード入力が出てくる。本編ではメールに記載されている初期パスワード〜とあるが***〜になっているので控えていたパスワードを入力する。
ログインに成功すると左のようなコマンド入力が出きる状態の「#」が表示される。
デナイドされる場合はパスワード、またはOSの管理者IDが間違っている可能性があるのでよく確認すること。
OSのアップデートを行う
サーバにログインができたので次にこの状態からOSのアップデートを行うようにする。
次のように入力してEnterを押下する。
# yum update
Enter押下でアップデートが始まる。
なおうまくいかない場合は#ではなく$の状態かまたはスペル間違い、yumのあとに半角スペースが空いてないかの可能性があるのでよく確認すること。
途中、Is this ok [y/d/N]:が出てくるが問題がなければyを入力してEnterで先に進む。
アップデートが完了すると次のようになる。
一般ユーザの追加
次に本一般ユーザ(vpsuser)を作成する。
次のように入力する。
# adduser vpsuser
さらに作成した一般ユーザ用のパスワードを作成するために次のように入力する。
# passwd vpsuser
[root@~~~~~~~~~ ~]# passwd vpsuser
Changing password for user vpsuser.
New password:
Retype new password:
リトライでうまくいくと
passwd: all authentication tokens updated successfully.
と表示される。
これで一般ユーザの作成が完了したのでコマンドプロンプトと同様にexitを入力していったんSSH接続を終了させる。
# exit
再度PuTTYにログインする。先ほどと違ってrootではなくvpsuserでログインする。
先ほど作成したパスワードを入力して一般ユーザにログインできることを確認する。
この状態から管理者権限に入る場合は、
$ su -
と入力すれば以下のような管理者権限になる。
次に本編でもあるように管理者権限で直接ログインできないようにするためにsshの設定ファイルの編集を行う。
移動してファイルをバックアップする。次のように入力。
# cd /etc/ssh
# cp sshd_config sshd_config.old
次にファイルを編集するので次のように入力。
# vim sshd_config
そうするとVMエディタ画面が出てくる。
やたら見づらい文字色なので色を変更する。
次のように入力。
:を入力するとINSET状態(入力モード)になる。
:colorscheme ron
次のようになる。
カーソルで移動して38行目あたりに#PermitRootLogin yesがあるのでそこまで移動して#を削除する。
以上のようにして編集が終わったら、:のあとにwq!と入力してEnterで保存する。
最後に次のように入力して再起動をかける。
# systemctl restart sshd.service
上記のように何も表示されなければ再起動がうまくいっている。