httpサーバApacheのインストール
サーバコントロールパネルに移動してパケットフィルタのタブを開く。
パケットフィルターを選択をクリック。
+パケットフィルターを追加するをクリック。
Webを追加。
これでhttpサーバアプリケーションの導入をする。
管理者権限で入れないようになっているのでまず先ほど作成した一般ユーザ(vpsuser)から入ってroot権限に移る。
httpd(Apache)をインストールする。
以下のように入力してEnter.
# yum install httpd
何も問題がなければyでEnter。
以下のように表示されれば問題なく完了する。
httpdの起動
httpdを起動させる。次のように入力してEnter。
# systemctl start httpd
ファイアウォールの起動
CentOS7ではファイアウォールが無効になっているのでこれを有効にする。
以下のように一行ずつ入力しEnterを押下。
# systemctl start firewalld
# systemctl enable firewalld
ちなみにコマンドプロンプトと同じで過去に入力したテキストはカーソルを上下することによって再表示される。
次にhttpsも有効にしなければならないのでSSL通信も許可しておくようにする。
次のように入力する。
# firewall-cmd --add-service=http --zone=public --permanent
# firewall-cmd --add-service=https --zone=public --permanent
なおコピペする場合はCtrl+Vではなくコンソール上で右クリックすれば貼り付けられる。
それぞれ一行ごとにEnterを押下して以下のようにsuccessと表示されてればよい。
再起動させる。
# systemctl restart firewalld
今度はブラウザでIPアドレスを入力して次のように表示されるかを確認する。
http://xxx.xxx.xxx.xxx
次回サーバ起動時にhttpdも起動させるために次のように入力してEnter。
# systemctl enable httpd
設定の確認をするために次のように入力してEnter。
# systemctl list-unit-files -t service
httpd.serviceがenableになっているのを確認する。
WinSPCのダウンロード
https://winscp.net/eng/download.php
適当なところで展開してWinSPCを起動させる。
ホスト名はVPSのIPアドレスになるのでそれを入力する。
vpsuserのパスワードを入力する。
うまくいけば以下のように右側に接続先のvpsuserの/home/vpsuserのディレクトリ、左側に自ディレクトリが表示される。
接続先の右側の階層を上がっていきvarというのが表示されたら次にwww/htmlへと下っていく。
ここに簡単なhtml(index.html)を右クリックでアップロードするが権限がないと言われてできないので今度は権限操作に入る。
権限の変更
先ほどは権限がないとのことでアップロードできなかったのでその権限の変更を行う。
管理者権限で次のようにパーミッションを変更する。
# cd /var/www
# ls -l
drwxr-xr-x 2 root root 4096 Apr 6 02:19 html
となっている。
所有者をapacheにして所有グループを一般ユーザのvpsuserに変更する。管理者権限で次のようにパーミッションを変更。
次のように入力する。
# chown apache:vpsuser html
# chmod 775 html
今度はアップロードができるようになる。
再度http://xxx.xxx.xxx.xxxにいってF5か何かを押下してリロードすればアップロードしたindex.htmlファイルが表示されるようになる。
phpのインストール
ここからはphp7.4をインストール。その前にepelとremiのリポジトリを追加する。
管理者で入って以下のように入力してEnterを押下。
# yum -y install epel-release
remiレポジトリのインストール
# rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
次にremiの使用を有効にするために以下のように入力。
# yum install --enablerepo=remi,remi-php74 php php-devel php-mbstring php-mysqlnd php-pdo php-gd
yを入力してEnterを押下。
以下のよう表示されれば完了。
インストールされたphpの各確認
phpバージョン
phpモジュール
phpパッケージの確認
PHPのファイルアップロード上限サイズの変更
今回新規で取得するサイトの内容が今までと同じ数学関連のものになるのでLaTeXの画像をアップロードするためにPHPのファイルアップロード容量の上限を変更しておく。
etcに移動してphp.iniファイルへ移動してiniファイルのファイルサイ上限を変更する。
次のように入力する。
# cd /etc
#vim php.ini
ファイルの個所で次のように8Mとなっているところを128Mに変更する。
post_max_size = 8M ⇒ 128M
・・・
upload_max_filesize = 2M ⇒ 128M
post_max_size = 8M ⇒ 128M
upload_max_filesize = 2M ⇒ 128M
httpdの再起動
phpファイルが開けるようにhttpdの再起動を行う。
# systemctl restart httpd
実際にPHPファイルが開けるかどうかの確認をする。
以下のテキストをそのままコピペしてメモ帳などに張り付けて名前はindexで拡張子はphp、index.phpという名前で保存する。
<html>
<body>
<?php echo "Test php 202305" ?>
</body>
</html>
WinSPCを使ってファイルをアップロード。
ブラウザでhttp://xxx.xxx.xxx.xxx へ行ってリロードすれば以下のようにPHPファイルがブラウザで開けるようになる。