一様等方的分布と宇宙項が共存する場合の基本方程式とその解
宇宙論の基礎方程式(2)において、相対論的な効果を考える場合であるので項をそのまま残して計算していきます。
また、宇宙は膨らんでいますがもちろん中身は一緒なので
ここでを現在における量として次のように区別します。
宇宙論基礎方程式の左辺第2項のみ次のように置換します。
また、宇宙は膨らんでいますがもちろん中身は一緒なので
ここで次のように置きます。
でより、
上記の式のの3個の内2個が独立−
⇒ 2個だけ勝手に選べる
ここでどういう発展をするかを見通しておきます。まず全エネルギーをEと置くと、
ただし、
また、基本的にこれらの式は次のようでなければなりません。
にするの範囲だけが許される
T: のとき
でが最小。を求めるためには次のようにします。
一方でEは、
であるのでE>Vより
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