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エルミート関数


エルミート関数とは

エルミートの微分方程式

エルミート関数とは、おもに以下に示すような常微分方程式、

を満たすエルミート多項式のことを指します。

これはスツルム-リウヴィル型微分方程式の一つであり、物理学や数学で重要な役割を果たしています。

エルミート多項式

エルミート多項式の定義式は以下のようなものになります。

エルミート多項式の視覚化

上記多項式に0から6までの値を次々に代入していきます。

このような結果が得られそれを描画するとこのようになります。

代入する値が大きければ大きいほどその形が複雑になっていくのがわかります。

エルミート母関数

エルミート母関数に関しては以下になります。

この式からエルミート微分方程式とエルミート多項式の一般項を導いていきます。

エルミート微分方程式の導出

上記のエルミート母関数、

この式の両辺をで微分します。

指数部分に関しては以下のように関数を分けて連鎖率を適用してそれぞれを微分していきます。

これより級数をで一階微分したものは以下のようになります。

上記をさらにで微分します。先ほどと同様にして関数を分けて連鎖律を適用して微分すれば以下のようになります。

今度はではなくで微分します。

同様にして連鎖律を適用します。

以下のように求まった式の両辺にを掛けます。

先ほどので微分した式の両辺に対してを掛けます。

ここでとして辺々足し合わせます。

ここで、

だったのでこれを代入します。

でくくって整理すれば以下のような微分方程式が求まります。

エルミート多項式の一般項の導出

先ほどのエルミート母関数の左辺を以下のように変形していきます。

ここで次のようにおきます。

これを代入すると、

また上記とすれば以上であるためという関係式が成り立ちます。

床関数をと表して以下のように偶数と奇数に分けます。

これを使ってから始まるものとすれば以下のようになります。

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Hermite_polynomials

元の式に代入します。

整理すれば以下のようなエルミート多項式の一般項が求まります。

漸化式

解として以下のようなものを仮定します。

これを1階、2階と微分していきます。

このカテゴリーではエルミート多項式全般に関してその主な振る舞いを考察していきます。

エルミートの直交性

常微分方程式で与えられているエルミート微分方程式とは一般的にエルミート多項式のことをいい、解を級数として扱います。

エルミート多項式の諸性質①

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コリオリの力とは

フランスの科学者で軍属でもあったガスパール・ギュスターブ・コリオリ

初歩的な力学の分野において慣性系に関する話の中にコリオリの力というものがあります。
この“コリオリ”とは人の名前であり地球が回転することによっておこる見かけの運動力を、回転座標上で移動したときの移動方向と垂直な方向に受ける慣性力の一種を数式で表現したものになります。

一般的にこのコリオリという人物は科学者という記述が多いのですが実は軍人でもあったことはあまり知られていないようです。

北半球において大砲を撃ったとき、その弾道が標的よりもわずかに右にずれることを数式によって説明した人物ということで自衛隊でも多少知られた存在らしく、話の小ネタとして話題になることもありました(おそらく重迫撃砲(ヘヴィモータ)などではコリオリの力による弾道補正が必要になるためだと思います)。

回転座標で運動する物体

円運動の角度を、周囲に沿った距離を、ボールの速度を、慣性力をとおくと、

上の図は、矢印の通りに回転させた円盤を真上からみたものであり、中心から外側へ投げた球があたかも右のほうへずれたように見えるその様子を表したものです。中心部分にいる人物は図のの方向へ投げたつもりがのほうへまるで曲がって投げたように見えてしまいます。

はは動径方向に垂直な方向に働く慣性力とし、一定加速度での移動距離はの形で表せるので、

この力をコリオリの力と呼び、回転座標系で運動する物体に加わる慣性力のことを言います。

この力を実際に数式を使って具体的に表現してみましょう。

左の座標系が3次元での回転、右の座標系の図が2次元での回転を表したものになります。

これより回転座標系において時間変化した角度をとすれば以下のように表せます。

または、

これを時間で微分します。

上記式を再度時間微分します。

の間の関係は次式で表されます。

さらに系(慣性系)では次のような運動方程式、

が成り立つので上の式の結果を用いてを表せば、

これらを代入し系の座標について整理すれば、

は回転系座標から見た加速度運動で、運動の原因となる力としてのほかに2つの力が加わった形であり、右辺第2項、第3項は見かけの力(慣性力)を示しています。

右辺のそれぞれの意味は、

右辺第2項(コリオリの成分)
右辺第3項(遠心力の成分)

を示しています。

回転座標系をまとめてみると次のようになります。

慣性系に対して運動する座標系

1.等速度運動する座標系は慣性系となる(ガリレイ変換)
2.加速度運動する座標系は非慣性系(見かけの力=慣性力)を考える
  • 加速度αで運動している系見かけの力見かけの力

3.回転運動をする座標系は2種類の見かけの力を考える
  • 遠心力:
  • コリオリの力:

これらを踏まえて今度は長距離射撃におけるコリオリ弾道軌道計算を考えていきましょう。
次回に続きます。


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