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常微分方程式


n階微分方程式の解

微分方程式に含まれる導関数の階数(ドット数)の一番高いもの(n階)を、n階の微分方程式と言います。

微分方程式の解には一般解と特殊解というのがあります。基本的にはn階微分方程式にはn個の任意定数を含むn個の一般解があり、さらにはその任意定数Cにおいて初期条件などがついていてその条件のもとでしか求まらない解…いわゆる特殊解とよばれるものがあります。

例題

次に示す微分方程式を求め、そしてその一般解から括弧内の初期条件を満たす特殊解を導いてみましょう。

答え

求まった式をさらに両辺に対して積分します。

これが求める一般解になります。

これにより特殊解が次のように求まります。

◆コンテンツ紹介

1階常微分方程式

作用素が1階のものを1階微分方程式と呼び、変数が2つある場合それぞれを同じ変数同士で分けて作用素を変化させて計算していきます。

変数分離形

次の形の1階の微分方程式、

解き方としては、まず変数が2つあるので両辺にそれぞれを“分ける”ということをします。

上記式に関しては、左右の同じ変数を持つもの同士で分けるようにしてそれぞれを移動させると、

これを両辺にわたって積分します。

というのは積分整数のことになります。特にことわりがなければ今後と表します。

定型数2階同次微分方程式

オペレータ作用素が2階(2階微分)が入っている以下のような微分方程式を考えます。

上記微分方程式について考察していく場合、解を次のように、

が解であるとします。

これを実際に代入してみると、

ここで2次方程式とその解の公式は、

より、

だったのでこれを先ほどの式に当てはめれば、

1階常微分方程式

作用素が1階のものを1階微分方程式と呼び、変数が2つある場合それぞれを同じ変数同士で分けて作用素を変化させて計算していきます。

定係数2階微分方程式

微分作用素が2階微分入っている微分方程式を考え、この時作用素の入っていない右辺が0の場合を2階同次微分方程式と呼びます。

ロンスキアン

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Title Text

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コリオリの力とは

フランスの科学者で軍属でもあったガスパール・ギュスターブ・コリオリ

初歩的な力学の分野において慣性系に関する話の中にコリオリの力というものがあります。
この“コリオリ”とは人の名前であり地球が回転することによっておこる見かけの運動力を、回転座標上で移動したときの移動方向と垂直な方向に受ける慣性力の一種を数式で表現したものになります。

一般的にこのコリオリという人物は科学者という記述が多いのですが実は軍人でもあったことはあまり知られていないようです。

北半球において大砲を撃ったとき、その弾道が標的よりもわずかに右にずれることを数式によって説明した人物ということで自衛隊でも多少知られた存在らしく、話の小ネタとして話題になることもありました(おそらく重迫撃砲(ヘヴィモータ)などではコリオリの力による弾道補正が必要になるためだと思います)。

回転座標で運動する物体

円運動の角度を、周囲に沿った距離を、ボールの速度を、慣性力をとおくと、

上の図は、矢印の通りに回転させた円盤を真上からみたものであり、中心から外側へ投げた球があたかも右のほうへずれたように見えるその様子を表したものです。中心部分にいる人物は図のの方向へ投げたつもりがのほうへまるで曲がって投げたように見えてしまいます。

はは動径方向に垂直な方向に働く慣性力とし、一定加速度での移動距離はの形で表せるので、

この力をコリオリの力と呼び、回転座標系で運動する物体に加わる慣性力のことを言います。

この力を実際に数式を使って具体的に表現してみましょう。

左の座標系が3次元での回転、右の座標系の図が2次元での回転を表したものになります。

これより回転座標系において時間変化した角度をとすれば以下のように表せます。

または、

これを時間で微分します。

上記式を再度時間微分します。

の間の関係は次式で表されます。

さらに系(慣性系)では次のような運動方程式、

が成り立つので上の式の結果を用いてを表せば、

これらを代入し系の座標について整理すれば、

は回転系座標から見た加速度運動で、運動の原因となる力としてのほかに2つの力が加わった形であり、右辺第2項、第3項は見かけの力(慣性力)を示しています。

右辺のそれぞれの意味は、

右辺第2項(コリオリの成分)
右辺第3項(遠心力の成分)

を示しています。

回転座標系をまとめてみると次のようになります。

慣性系に対して運動する座標系

1.等速度運動する座標系は慣性系となる(ガリレイ変換)
2.加速度運動する座標系は非慣性系(見かけの力=慣性力)を考える
  • 加速度αで運動している系見かけの力見かけの力

3.回転運動をする座標系は2種類の見かけの力を考える
  • 遠心力:
  • コリオリの力:

これらを踏まえて今度は長距離射撃におけるコリオリ弾道軌道計算を考えていきましょう。
次回に続きます。


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