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フーリエ級数展開


フーリエ級数展開とは

フーリエ級数展開とは、ある周期的な関数をコサインやサインなどの三角関数を使って関数の和の形に表したものになります。

このセクションではサインコサインそれぞれに付随する項に分けながら実際の簡単な周期関数に対してこのフーリエ級数展開を用いてそれらを表現していく方法に関して考察していきます。

フーリエ球数展開

区間における積分可能な関数は次のように展開することが可能です。

このように表現されるとき、上式の右辺において以下のように展開していった式、

の部分をフーリエ級数展開といいます。

ここで上記式のは次のようになります。

このを求めていきます。

まず、

の両辺にをかけます。

これをからまでにかけて積分を実行します。

◆右辺第1項の計算

まず右辺第一項、

から計算していきます。

なので

よって、

つぎにの導出において三角関数の性質についておさらいします。

三角関数の加法定理に関しては以下のような性質があります。

上記の式を覚えるコツはのほうは“シンコスコッシン”、のほうは“コスコスシンシン”、などとすると覚えやすいです。

そしての場合は符号はそのままで、のほうは符号が逆になるということに注意します。

この式において、互いに引き算足し算などをするとさらに次のような式が示されます。

こういった性質を使って上記の積分を解いていきます。

◆右辺第2項の計算

まずの場合、

上記式においては三角関数のという関係を使っています。

次にである場合、

この結果から、の場合、のときだけでない結果が出ます。

より、

さらにの部分は、コサインの偶奇性 を使えば、

今度はの両辺にをかけてそれをからまでにかけて積分を実行します。

上記氏において右辺第1項は、なので式自体が消去できます。

さらに第2項も上記のように計算していけば同様に結果はになります。

◆右辺第3項の計算

のとき、

次にのときは、

この結果によりのときのときだけでない結果が出ます。

上記結果より、

具体的な例

次に示す範囲のをフーリエ級数展開してみましょう。

まず最初に、を求めます。

次にを求めます。

よって求めるは、

まとめれば、

フーリエ級数展開

フーリエ級数展開とは、ある周期的な関数を、コサインやサインなどの三角関数を使って関数の和の形に表したものになります。

フーリエ余弦正弦展開

cos xとsin xのグラフを見てわかるようにその偶奇性からcosのほうは遇関数、そしてsinのほうは奇関数であることが言えます。

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コリオリの力とは

フランスの科学者で軍属でもあったガスパール・ギュスターブ・コリオリ

初歩的な力学の分野において慣性系に関する話の中にコリオリの力というものがあります。
この“コリオリ”とは人の名前であり地球が回転することによっておこる見かけの運動力を、回転座標上で移動したときの移動方向と垂直な方向に受ける慣性力の一種を数式で表現したものになります。

一般的にこのコリオリという人物は科学者という記述が多いのですが実は軍人でもあったことはあまり知られていないようです。

北半球において大砲を撃ったとき、その弾道が標的よりもわずかに右にずれることを数式によって説明した人物ということで自衛隊でも多少知られた存在らしく、話の小ネタとして話題になることもありました(おそらく重迫撃砲(ヘヴィモータ)などではコリオリの力による弾道補正が必要になるためだと思います)。

回転座標で運動する物体

円運動の角度を、周囲に沿った距離を、ボールの速度を、慣性力をとおくと、

上の図は、矢印の通りに回転させた円盤を真上からみたものであり、中心から外側へ投げた球があたかも右のほうへずれたように見えるその様子を表したものです。中心部分にいる人物は図のの方向へ投げたつもりがのほうへまるで曲がって投げたように見えてしまいます。

はは動径方向に垂直な方向に働く慣性力とし、一定加速度での移動距離はの形で表せるので、

この力をコリオリの力と呼び、回転座標系で運動する物体に加わる慣性力のことを言います。

この力を実際に数式を使って具体的に表現してみましょう。

左の座標系が3次元での回転、右の座標系の図が2次元での回転を表したものになります。

これより回転座標系において時間変化した角度をとすれば以下のように表せます。

または、

これを時間で微分します。

上記式を再度時間微分します。

の間の関係は次式で表されます。

さらに系(慣性系)では次のような運動方程式、

が成り立つので上の式の結果を用いてを表せば、

これらを代入し系の座標について整理すれば、

は回転系座標から見た加速度運動で、運動の原因となる力としてのほかに2つの力が加わった形であり、右辺第2項、第3項は見かけの力(慣性力)を示しています。

右辺のそれぞれの意味は、

右辺第2項(コリオリの成分)
右辺第3項(遠心力の成分)

を示しています。

回転座標系をまとめてみると次のようになります。

慣性系に対して運動する座標系

1.等速度運動する座標系は慣性系となる(ガリレイ変換)
2.加速度運動する座標系は非慣性系(見かけの力=慣性力)を考える
  • 加速度αで運動している系見かけの力見かけの力

3.回転運動をする座標系は2種類の見かけの力を考える
  • 遠心力:
  • コリオリの力:

これらを踏まえて今度は長距離射撃におけるコリオリ弾道軌道計算を考えていきましょう。
次回に続きます。


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