以下は2次元で考えます。
において、
考え方は以下のようになります。
まずあるベクトルがあってそれはn行n列の行列の(一般的には)線形演算子(一次変換)とし、
またをn次の列ベクトルとします。するとこのとき、
が成り立つならば、
連立方程式というのは2次までを解くのは簡単ですが3次以上になるとそう簡単に解けるものではありません。
そこで考え出されたのが行列式を使ったクラメールの公式というものです。
今日に至ってはこの数学上の発見によって3次以上の連立方程式をシステマティックに解くことが可能になっています。
まずクラメールの公式というのを2次の式から見て行きましょう。
まずは高校数学のおさらいをしてみましょう。