新規購入Windows11端末
前回からの続き。Win10端末が壊れ続いてしまってあったWin8を出したところこの暑さのためでバッテリーが膨張して実質的に使用できないという状態に。ひとまずすぐにでも新端末を用意しなければいけなかったのでたまたま見つけたモニタ内蔵型のオールインワンPCを購入することになったのは前回まで行った。
ここからは現在まで使用していた端末の環境構築の作業の流れになる。
参考にした端末は以下になる。
TeXインストール
texliveの導入
まず最初にTeXのインストールを行う。
今回はTeXLiveというのをインストールする。以下のサイトに入ってエグゼファイルをインストールする。
https://www.tug.org/texlive/acquire-netinstall.html
上記リンク先のinstall-tl-windows.exeをクリックしてexeファイルをダウンロードして展開。
デフォルトでC:直下に/texlive/2023というのができる。
私が学生の頃はPCに実装するのにだいぶ苦労した気(TeXをインストしてゴーストや何やらを実装して大鳥へぷ番さんを出す)がするがこれは簡単にインストールできるようなものらしい。ただしインストールに関してはかなりの時間がかかる(6時間ぐらいだった気がする)ので余裕をもって実行するうのがいいと思う。
ちなみにTeXはdvipdfmxというコマンドで作成したファイルをPDFに変換できるがこのTeXliveはデフォルトではエラーが出てPDFファイルが作成されない(これの解消方法に関しては後日解説するニダ<`ω´>)。
puttyのインストール
VPSサーバにログインするためのputtyをインストールする。
https://ice.hotmint.com/putty/
起動したら動作確認のためIPアドレスを入力するがホストネームでもログインはできる。
ドメインからIPアドレスを知りたい場合はコマンドプロンプトを立ち上げてドメインに対してpingを打ては次のように帰ってくる。
IPアドレスまたはドメインのどちらでもいいのでそれを入力してまず設定したvpsuserでログインできるか確かめる。
以下のような警告が出てくるがacceptをクリックして先に進む。
vpsuserでログイン、管理者でログインできること確認。
久しぶりにログインしたのでついでにyumでアップデートもしておく。
WinSPCの導入
https://winscp.net/eng/download.php
上記リンク先でダウンロードボタンを押下してインストールを実行する。
特に問題がなければデフォルトのまま進めていく。
立ち上げて囲みの部分にIPアドレス、もしくはドメインを入力してログインする。
vpsuserではいれることを確認。
以下のように接続できることを確認する。
VisualStudioのインストール
以下のサイトに入ってダウンロード。 https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/
必要なものにチェックを入れてインストールしていく。
アカウントが必要になるのでない場合は作成する。
VScodeの導入
VScodeをインストールするために以下のサイトに行って該当のOSのexeファイルを選んでダウンロード。
https://code.visualstudio.com/
下三角の部分をクリックして該当のものをダウンロード。
VSCodeUserSetup-x64-1.82.1
ダブルクリックしてインストールを実行する。
セットアップ画面にて次の項目にチェックを入れる。
- サポートされているファイルの種類のエディターとして、codeを登録する
- デスクトップ上にアイコンを作成する
- PATHへの追加
上記項目にチェックを入れたらインストールを押下してインストールを開始する。
JDKの導入
使用しているOSを選ぶ。ウインドウズの場合はx64 Installerをクリック。
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#jdk17-windows
ダウンロードが終わったらインストールを実行して次の画面の左側、積み木ブロックのようなマークをクリックする。
検索窓でjavaと入力すると大体は一番上にExtension Pack for Javaが出てくるのでそれをクリック。
インストールを実行。
環境変数のパスの設定ができていない場合は環境変数を設定する。
javaの動作確認
あらかじめ作業用のフォルダを作成しておく。
左上の三本線のマークをクリックしてView → Command Paletteをクリック。
同様にしてコマンドパレットを開きcreate java projectと入力。
選択肢がいくつか出てくるが一番上のNo build toolsをクリック。
先ほど作成したフォルダを選択して右下のSelect the project locationをクリックする。
フォルダ名を決めて確定する。
自動で以下のような構成のフォルダが作られ新たにVScodeの画面が開かれる。
ここで新しいファイルを作成する。
保存場所をsrc直下にしてファイルネームをつけるがこの時は拡張子の.javaをつけ加えるようにする。
入力モードになる。
ひとまず簡単なものを書いてコンパイルできるか確認する。
public class smp202309_1 {
public static void main(String[] args) throws Exception {
System.out.println("Hello hello, Java World!");
}
}
右上にある右向き三角部分をクリック、または下山側の部分をクリックしてRun javaを押下する。
以下のようにターミナル上に結果が表示されればおk。
Power Shellのアップデート
先ほどのJDKのインストールにおいてjavaのコンパイル操作でPowerv Shellの更新を何度も聞かれるのでPower Shellのアップデートを行う。
以下のように入力。
winget search Microsoft.PowerShell
上記Yを押して進める。
さらに次のように入力してEnter。
winget install --id Microsoft.Powershell --source winget
またさらに次のように入力してEnter。
winget install --id Microsoft.Powershell.Preview --source winget
VScodeでのTeXの導入
このVScode、実はなかなかの優れものでなんとこのサイトで常用しているTeXにも対応している。
まず左上の三本線(ハンバーガーという)のところをクリックして、file → Add Folder to workspace と打ち込んでいく。
ここでC:直下にtexworkspaceというフォルダを作成してそのフォルダ上で右クリックしてnew fileを押下してファイル作成をする。
ここではファイル名をsmp1.texとするがなんとsmp1までは出てこなかったが拡張子を.texと入れた瞬間にファイル名の左にTeXのロゴが確認できるのだ。
わかりづらいかもしれないが確かにTeXのロゴが表示されている。
ここからコマンドエディタ上にプリアンブル部分とdocumentの間に通常のTeXコードを入力していくがなんと入力補助までしてくれるという。
参考のものとして現在作成中の多変量正規分布のコードを丸ごとVScodeのエディタに書いていく。
\documentclass{jreport}
\usepackage[usenames]{color}
%TeX file name : multivariate_normal_distribution.tex
\usepackage{enumerate}
\usepackage{epsfig}
\usepackage[dviout]{pict2e}
%\usepackage[dviout]{graphicx}
%\usepackage{amsmath,amssymb,bm}
%\checkPerl
\usepackage{bm}
\begin{document}
\title{多変量正規分布}
\author{oink}
\maketitle
\chapter{Yの密度関数}
\section{アフィン変換}
\begin{eqnarray*}
{\bm Y}\;=\;{\bm a}\;+\;{\bm B}{\bf X}\quad\Rightarrow\quad{\bm B}{\bf X}\;=\;{\bm Y}\;-\;{\bm a}
\end{eqnarray*}
\begin{eqnarray*}
{\bf B}^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\;&=&\;{\bf B}^{-1}{\bf B}{\bm X}\\
{\bm X}\;&=&\;{\bf B}^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)
\end{eqnarray*}
\begin{eqnarray*}
f_X\left(x\right)\;=\;\frac{1}{\left(2\pi\right)^{\frac{n}{2}}}e^{-\frac{1}{2}X^{T}X}
\end{eqnarray*}
\begin{eqnarray*}
f_Y\left(y\right)\;&=&\;f_X\left(x\right)\left|\frac{\partial {\bm X}}{\partial {\bm Y}}\right|\\
\;&=&\;f_X\left(x\right)\cdot\frac{1}{\left|{\bf B}\right|}\\
\;&=&\;\frac{1}{\left(2\pi\right)^{\frac{n}{2}}\left|{\bf B}\right|}e^{-\frac{1}{2}\left\{{\bf B}^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\right\}^T\left\{{\bf B}^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\right\}}
\end{eqnarray*}
以下は正則のため成立する。
\begin{eqnarray*}
\left|{\bf B}\right|\;&=&\;\det{\bf B}\\
\;&=&\;\sqrt{\left(\det{\bf B}\right)\left(\det{\bf B}\right)}\\
\;&=&\;\sqrt{\left(\det{\bf B}\right)\left(\det{\bf B}\right)^{T}}\\
\;&=&\;\sqrt{\det{\bf B}{\bf B}^T}
\end{eqnarray*}
\begin{eqnarray*}
f_Y\left(y\right)\;=\;\frac{e^{-\frac{1}{2}\left\{\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\left({\bf B}^{-1}\right)^T{\bf B}^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\right\}}}{\left(2\pi\right)^{\frac{n}{2}}\left(\det{\bf B}{\bf B}^T\right)^{\frac{1}{2}}}
\end{eqnarray*}
\begin{eqnarray*}
\left({\bf B}^T\right){\bf B}^{-1}\;&=&\;\left({\bf B}^T\right)^{-1}{\bf B}^{-1}\\
\;&=&\;\left({\bf B}{\bf B}^T\right)^{-1}\\
\end{eqnarray*}
により、
\begin{eqnarray*}
f_Y\left(y\right)\;=\;\frac{e^{-\frac{1}{2}\left\{\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)^T\left({\bf B}{\bf B}^T\right)^{-1}\left({\bm Y}\;-\;{\bm a}\right)\right\}}}{\left(2\pi\right)^{\frac{n}{2}}\left(\det{\bf B}{\bf B}^T\right)^{\frac{1}{2}}}
\end{eqnarray*}
\end{document}
上記コードをそのままコピペ。
Ctrl + S で保存して通常のplatexでコンパイルができる!
vscodeでdviファイルを出力する場合は通常のsmp1.dviの前に./を足して./smp.dviとする。
以下のようにTeXのDVIファイルが出来上がる。
正直これには驚いた。
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