ブラックショールズモデル導出への道しるべ

微分積分学

微分積分

このチャプターでは微分積分仁おける基本的な計算からそれらを発展させた全微分、偏微分さらには置換積分部分積分、ガウス積分などについて説明していきます。

 

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無限区間における積分で俗にガウス積分と言われるものがあります。

 

下図は指数関数指数関数を描画したものです。

 

ガウス関数

 

この関数をブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデルからブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデルの範囲において積分を実行すればどうなるでしょうか?

 

その答えを単刀直入に書くと次のようになります。

 

ガウス積分

 

はじめて見た方は多分驚くかと思いますがこういう結果が確かにまかり通っています。
そのためこの積分のことを、ガウスのインチキ積分などといったりするものがたまにいます。

 

ここでは大学で受けたときの自分の講義ノートを参考に説明したいとおもいます。

続きを読む≫ 2021/10/22 07:29:22

公式としては次のようになります。

Integration by parts formula

 

 

Integration by parts formulaの右上についているIntegration by parts formulaという記号は一回微分したという意味です。

 

具体的に表せば次のような構造になっています。

 

 

Integration by parts formula

 

 

2つの関数が積の形になっているものでその左辺のどちらかの関数を微分してある関数と考えて右辺に書かれているような形におくという作業をします。

 

続きを読む≫ 2021/10/21 07:07:21

【関数の変数変換】

積分の計算というのは主に積分の公式が使えるように変形させるという行為が非常に重要になってきます。

 

例えば次のような形の積分を実行するにはどうすればよいかを考えます。

 

微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

こういったものの場合、ほかのある変数で置き換える(置換)という作業をします。

 

上記の問題ではまず括弧の中の微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデルに着目してそれを仮に微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデルとおきましょう。

 

それを微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル微分すると、

 

微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

これにより、

 

微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

 

となるのでこれらを元の式に代入すれば、

 

微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

となります。

 

これを普通に積分し、元に戻せば、

 

微分積分,置換積分,ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

となります。

続きを読む≫ 2021/10/15 07:04:15

ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

(1.9)を不定積分、(1.10)のほうを定積分といいます。最初の部分にでている“integral”はインテグラルといい積分そのものを意味します。

 

f(x)が被積分関数であり、dxはこの場合xで積分しなければならないということを意味しています。

 

基本としては何で(どういった記号で)積分するかは大して重要ではなく上記のxという記号でなければ例えばuといった記号を使っても構いません。

 

つまり、

 

ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル

 

と書いても意味は同じです。

 

ちなみに定積分が面積や長さを調べるものであり、それに対し不定積分は微分方程式などに使われます。

続きを読む≫ 2021/10/05 07:33:05

ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル,全微分 − すべての変数を微少量動かすということ

xを微少量dxだけ動かす。

 

x + dx

すると、一次近似より、

 

approximate value

 

となります。

 

ここでこのときの関数の変化量をdf approximate valueと書くならば、

 

df approximate value

 

となります。
これを関数z=f(x)の全微分といいます。

 

 

全微分とは、すべての変数を微少量動かしたときの一次近似での関数の変化量

続きを読む≫ 2021/09/26 13:46:26

2つの変数式の微分

1つの式の中に2つの変数がある場合の関数偏微分法を考えてみましょう。

 

変数は2つあるので、このときの微分の仕方には次の2種類あります。

 

偏微分法

 

これを偏微分、または偏導関数といい、“偏微分法”は分母にある変数で偏微分せよという意味の記号です。

 

一般的には“ラウンド”などという呼び方をします。

 

 

計算法はとくに難しく考えるまでもなく、xで偏微分するときはx以外の変数は定数だとして普通に微分すればよいだけです。

 

たとえば次のような2変数関数について、xyのそれぞれに偏微分を行ってみましょう。

偏微分

 

xについての偏微分は、

偏微分

 

yについては、

偏微分

 

 

となります。

続きを読む≫ 2021/09/10 20:51:10

対数微分法とは両辺の対数をとることから名づけられた微分法であり、この微分を行うとき先ほどの考え方(チェーンさせる)が重要になります。
ちなみにこの方法は積分計算において置換積分を行うときにも使われることがあるのでしっかりマスターできるようにしましょう。
以下のような関数を微分することを考えてみます。

 

ブラックショールズモデル,偏微分方程式,オプションプライシングモデル,微分積分,対数微分法

 

 

aが定数でxのほうが微分するほうの変数です。

 

このような場合、両辺に対数の対数をとることから考えるので、まずこの式をtとおきます。

 

 

対数

続きを読む≫ 2021/09/09 04:51:09

合成関数とは

合成関数というのは複数の関数によって構成されているいわば混合型関数のようなものと考えればよいでしょう。

 

この合成関数を微分するという概念は微分積分学を学習する上で非常に重要であり避けては通れないものになります。

 

 

連鎖律(chain rule)

■考え方としては次のようになります。

 

変数xによって構成されているz = f(x)という関数を考えます。
その微分表現はdz/dxですが、z = f(x)の式はその中に同じ変数xによって2つの関数によって構成されていたとします。

 

その二つに分けた関数をそれぞれブラックショールズモデル,合成関数微分,微分積分学とします。

 

ブラックショールズモデル,合成関数微分,微分積分学

続きを読む≫ 2021/09/06 07:46:06

微分の定義としては次のようになります。

limit

 

ブラックショールズモデル導関数,微分積分学の導関数と呼びます。

 

表記の仕方は、

 

ブラックショールズモデル導関数,微分積分学

 

などと書きます。

 

まずは基本的な計算から行いましょう。

 

次のような関数を考えます。

 

ブラックショールズモデル導関数,微分積分学

 

 

この時上記の、

 

limit

 

を使って計算すると、

 

ブラックショールズモデル導関数,微分積分学

続きを読む≫ 2021/09/06 06:28:06

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