ベクトル外積−Cross Product
ベクトル場の回転
物理科の一年次に習うベクトル解析において、
はほとんどのテキストでは3行3列の行列式に表記していると思います。たいていの場合、実際の計算ではサラスで解くか、あるいは行列表記ではないこの公式のようなものを暗記している場合も多少いるかと思います。
このベクトル積を行列式展開法で解いていきます。
式の変形
ベクトル積(CrossProduct)の行列式の表記はこのようだったと思います。
オペレイトする作用素を左側に置くといった形にすれば、
このようにすれば先ほどの行列式展開法の定義がそのまま使えます(変形せずに行列式展開法の定義でそのまま計算したとしても結果は同じです)。
早速やってみると、
となります。
次は実際にベクトル外積の計算をしてみましょう。
問題
とします。
次の外積を計算してみましょう。
答え
ベクトル外積関連ページ
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