積分式の変換
この(5.3.3)式の右辺に対して部分積分を実行します。
次にこの(5.3.4)の微分方程式を解いていきます。
次にこの出てきた積分定数について考えてみると、この
は
の変数を
として
を
に関して微分したものです。
そのため出てきた積分定数はになりこのことを考慮し
を元に戻せば積分定数
は次のようになります。
これにより、
となりますがここで、
なので
この積分を実行するために積分範囲を広げます。
こうすることによりガウス積分の適用が可能になります。
なので
この積分を実行するために積分範囲を広げます。
こうすることによりガウス積分の適用が可能になります。
ここでを
とおく変数変換をします。
それをで微分すれば
これを代入すれば、
により、
よっては、
となり、さらには、代入すれば、
ここでに対して変数変換を実施し、それを
(イータ)とおきましょう。
このの式を
で微分します。
の式に代入すると、
以下のように求められます。
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