ブラックショールズ導出への道しるべ

ブラックショールズモデル偏微分方程式

ブラックショールズモデル偏微分方程式

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ここで変数変換uの変数変換の式を現実のケースに置き換えて考えるとt_nというのはコールオプションなどの満期日にあたるので(解は数学上では可能ですが)現実にはs - t_n - tの値(時間)はマイナスになるということはありません。

 

そして最初の境界条件のx=c, x>cというのは満期を迎えた原資産価格xが行使価格cより大きいという条件なのでu0以下ならば金融派生商品ω(x, t)の価値は0、さらには満期日における境界条件はtn - t = 0になるのでuの変数変換の式に代入すれば、u = log x/cとなります。

 

これを変形すると、

 

 

expu = x/c

 

 

 

となります。ですので以上の結果を考慮すれば、最初に示した境界条件は、

 

ω(x, t)の境界条件

続きを読む≫ 2022/01/13 21:00:13
前セクションで出てきた、

熱伝導方程式による特性方程式


の式に関して、

これをf(p)とすると、

係数A(q)、B(q)は、


Constant coefficient A(q)

Constant coefficient B(q)


それぞれの式を代入すれば、

変数分離形



フーリエ積分への変換式

フーリエ積分への変換式

フーリエ積分への変換式
続きを読む≫ 2021/12/15 07:45:15

前セクションにて導出された一次元熱伝導方程式に関して、変数分離という作業を行って順々に計算を実行していきます。

 

変数分離形

 

とします。

 

すると、

 

変数分離形

 

 

となるので、ここで変数分離を行うと、

 

変数分離形

続きを読む≫ 2021/12/11 13:18:11
x: コールオプション価格などといった原資産価格
ω(x、t) 金融派生商品の価格

 

 

ブラックショールズ偏微分方程式:、

ブラックショールズモデル,偏微分方程式,微分方程式

 

ここでvは株価のボラティリティー

 

r:非危険利子率(安全金利)は非危険利子率(安全金利)

 

 

ω(x、t)x、tの関数なのですがこれをusを使って、

 

 

y(u, s)

 

とし、ω(x、t)を、

 

Black?Scholes partial differential equation img1_1

 

 

Black?Scholes partial differential equation img1_2

 

ここで(t_n - t)sとしています。

 

 

こうしたときのブラックショールズ偏微分方程式式のそれぞれの偏微分の項、

 

 

Black?Scholes partial differential equation img1_3

 

 

これらを計算していきます。

続きを読む≫ 2021/12/03 07:41:03

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